今回の発行条件
財務省が公表した第383回10年国債の表面利率(税引前)は年2.7%です。額面100円あたりの発行価格は98円16銭で、募集期間は9月4日から29日まで。満期は2036年6月20日です。1
ここでいう2.7%は、額面に対して毎年受け取る利子の割合である表面利率です。購入価格と償還額の差も含めた収益率である利回りとは、同じ数字ではありません。2
固定型住宅ローンとはどう関係する?
10年国債の利回りは、日本の長期金利を確認する代表的な目安です。住宅ローンの商品金利と同じ数字ではありませんが、金融機関が長期間の固定金利を決める際の金利環境を映します。23
長期金利の高い状態が続くと、新たに借りる固定型住宅ローンの金利には上昇圧力がかかりやすくなります。実際の適用金利は各金融機関の調達状況、競争、商品条件でも変わるため、国債の数字だけで住宅ローン金利を計算することはできません。3
数字を見るときの注意点
国債を預金と同じものとして比べないことが大切です。満期前に売る場合は市場価格が動き、購入時より価格が下がることがあります。個人向け国債とも商品性が異なります。2