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標準報酬月額32万→34万円、本人負担は月2838円増 40〜64歳は3000円・原則10月給与から

4〜6月の報酬で決まる標準報酬月額を自分の給与明細から確認。協会けんぽ東京で32万円から34万円へ上がる例を使い、健康保険・介護保険・厚生年金などの本人負担差と2027年8月分までの期間を試算します。

初秋のオフィスでスマートフォンの給与情報を確認する会社員

「4〜6月に昇給や残業が増えた。秋の給与明細で社会保険料はいくら増え、いつまで続く?」。協会けんぽ東京に加入する会社員で、標準報酬月額が32万円から34万円へ上がる例では、本人負担は40歳未満で月2838円、40〜64歳で月3000円増えます。定時決定なら新等級は原則2026年9月分から2027年8月分まで。日本年金機構の前月分控除の例では、最初に表れるのは10月支給給与です。

32万円から34万円へ上がると、毎月いくら増える?

協会けんぽ東京の2026年度保険料額表には、健康保険9.85%、介護保険1.62%、子ども・子育て支援金0.23%、厚生年金18.300%の全額と折半額が載っています。40〜64歳は健康保険に介護保険が加わり、各制度は原則として労使で折半します。453

標準報酬月額32万円と34万円の本人負担(月額、協会けんぽ東京)
内訳32万円34万円月額差12カ月差
健康保険1万5760円1万6745円+985円+1万1820円
子ども・子育て支援金368円391円+23円+276円
厚生年金2万9280円3万1110円+1830円+2万1960円
40歳未満の合計4万5408円4万8246円+2838円+3万4056円
介護保険(40〜64歳)2592円2754円+162円+1944円
40〜64歳の合計4万8000円5万1000円+3000円+3万6000円
435
標準報酬月額32万円から34万円で本人負担が40歳未満は月2838円、40歳から64歳は月3000円増える内訳図
協会けんぽ東京と日本年金機構の2026年度保険料額表をもとにMoney Now編集部試算435

計算は各表の折半額を使い、40歳未満では「985円+23円+1830円=2838円」、40〜64歳ではさらに介護保険162円を足しています。年間差は月額差を12倍した単純換算です。賞与にかかる保険料、税、雇用保険の変化は含めていません。435

4〜6月の明細3枚から、新しい等級を確かめる

日本年金機構の「定時決定(算定基礎届)」によると、通常は4月、5月、6月のうち支払基礎日数17日以上の月の報酬総額を対象月数で割り、標準報酬月額を決めます。特定適用事業所の短時間労働者は11日以上です。1

報酬は基本給だけではありません。役付手当、通勤手当、残業手当などを含む税引き前の給与と現物給与が対象です。臨時に支払われるものや年3回以下の賞与は、毎月の標準報酬月額とは別に標準賞与額で扱われます。2

新等級は9月分から。明細では原則10月給与から

定時決定で決まった標準報酬月額は、原則2026年9月分から2027年8月分まで使われます。1カ月だけの変化ではなく、次の定時決定まで毎月の固定控除に影響するため、今回の例では12カ月差も示しました。12

日本年金機構の保険料納付案内は、当月支払う給与から前月の標準報酬月額にかかる保険料を差し引く例を示しています。この扱いなら9月分は10月支給給与からです。給与明細上で何月分をいつ控除する運用かは、勤務先へ確認してください。67

2026年4月から6月の報酬を届け出、9月分から新等級を適用し、原則10月給与で控除する時系列
日本年金機構「定時決定」「随時改定」「厚生年金保険料等の納付」をもとにMoney Now編集部作成168

4月の昇給でも、随時改定なら秋より前に変わる

日本年金機構の「随時改定(月額変更届)」では、固定的賃金が変わり、その後3カ月の平均による等級が従前より原則2等級以上動き、3カ月とも支払基礎日数の要件を満たす場合、変動月から4カ月目に改定します。4月支給給与で条件を満たせば7月分からです。8

残業代だけが増えた場合は、固定的賃金の変動という要件を満たしません。一方、基本給や役付手当が変わった人は随時改定に該当する可能性があります。7月、8月、9月の月額変更に該当するときは定時決定より月額変更が優先されるため、「秋から」と一律に判断しないことが大切です。89

自分の明細で確認する5項目

  1. 4〜6月それぞれの報酬対象額と支払基礎日数
  2. 従前と新しい標準報酬月額
  3. 加入する健康保険者と、協会けんぽなら都道府県支部
  4. 40〜64歳で介護保険第2号被保険者に当たるか
  5. 勤務先が9月分をどの支給給与で控除するか
146

まず4〜6月の総支給額が分かる明細、勤務先から通知された標準報酬月額、9月・10月の控除明細を並べます。差が想定と合わなければ、人事・給与担当へ「新等級」「随時改定の有無」「何月分を何月給与で控除しているか」を尋ねると確認点がぶれません。186

ねんきんネットの月別記録確認では、各月の厚生年金の標準報酬月額と標準賞与額を確認できます。記録が自分の認識と異なる場合は、勤務先での確認に加え、年金事務所へ相談できます。10

まとめ:4〜6月と9〜10月の明細を同じ机に置く

標準報酬月額32万円から34万円への例では、協会けんぽ東京の本人負担は40歳未満で月2838円、40〜64歳で月3000円増えます。原則12カ月なら3万4056円、3万6000円です。ただし、全員が同じ料率、同じ等級差、同じ開始月になるわけではありません。4351

最初の一手は、4〜6月の明細と9〜10月の明細を並べることです。新等級、随時改定、徴収月の3点を勤務先へ確認すれば、秋の手取り減を翌年8月分までの家計へ反映できます。186

一次情報・参考資料

  1. 1

    一次情報 · 日本年金機構

    定時決定(算定基礎届)
  2. 2

    一次情報 · 日本年金機構

    厚生年金保険の保険料
  3. 3
  4. 4
  5. 5

    一次情報 · こども家庭庁

    子ども・子育て支援金制度について
  6. 6

    一次情報 · 日本年金機構

    厚生年金保険料等の納付
  7. 7
  8. 8

    一次情報 · 日本年金機構

    随時改定(月額変更届)
  9. 9
  10. 10

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