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10年固定終了、残高2500万円なら月1万7502円増 1.0%→2.5%を再計算

固定期間終了通知の残高・残期間・提示金利から、新しい月返済、年間増加額、残存期間の総返済額を再計算します。再固定の期限と手数料が金融機関ごとに違うことも一次資料で確認します。

夕方の自宅前で郵便受けから住宅ローンの通知封筒を取り出す契約者

10年固定の終了通知が届いた。提示金利になると月返済と総返済額はいくら増え、いつまでに選び直せばいい? 仮に残高2500万円、残り20年、元利均等・ボーナス返済なしなら、年1.0%から年2.5%への変更で月返済は1万7502円、残りの総返済額は約420万円増える試算です。ただし申込期限と手数料は全国共通ではなく、通知書と契約が優先します。

通知が届いたら、残高・残り回数・提示金利を同じ土台へ置く

固定期間の終了は、当初の借入額ではなく、終了時点の残存元金と残存期間で返済額を組み直す場面です。三井住友銀行は、見直し後の借入利率・残存元金・残存期間などにより返済額を見直し、元利均等返済では固定期間終了時の増減に上限がないと案内しています。みずほ銀行の規定も、借入利率、残存元金、残存期間などで新しい毎回返済額を算出すると定めています。57

  1. 固定期間終了時の元金残高
  2. 最終返済までの残り回数。残り年数×12ではなく、返済予定表の回数を優先
  3. 現在の金利と、通知された変動・再固定の各適用金利。基準金利ではなく優遇後の適用金利を確認
  4. 元利均等か元金均等か、ボーナス返済の残高があるか
45

満了後の自動移行先も契約先で確認します。三菱UFJ銀行と三井住友銀行の案内では、再度固定を選ばない場合は変動金利へ移ります。ただし、これを全金融機関・全商品の共通ルールとしては扱えません。延滞中、残存期間が選ぶ固定期間より短い、提携ローンなどでは再設定できない場合もあります。245

残高2500万円・残り20年、1.0%から1.5%・2.5%へ

Money Now編集部が、元利均等返済の式で3ケースを再計算しました。月利を r、残高を P、残り回数を n とすると、月返済額は P×r×(1+r)^n÷((1+r)^n−1) です。ここでは P=2500万円、n=240回、r=年利÷12とし、月返済額は1円未満を四捨五入。総返済額は丸め前の月返済額×240回で計算後、1円未満を四捨五入しています。511

Money Now編集部による固定期間終了時の試算
適用金利月返済額年間増加額残り総返済額残り利息
年1.0%(基準)11万4974円2759万3658円259万3658円
年1.5%12万636円(+5663円)+6万7953円2895万2725円(+135万9066円)395万2725円
年2.5%13万2476円(+1万7502円)+21万26円3179万4174円(+420万515円)679万4174円
511
残高2500万円、残り20年で年1.0%、1.5%、2.5%の月返済額と総返済額を比較した図
元利均等返済式を使ったMoney Now編集部試算。ボーナス返済・手数料なし、各金利が240回変わらない仮定511

再固定は手数料を足す。締切は通知書の時刻まで確認

同じ銀行で再固定する場合も、金利だけで比較を終えません。三菱UFJ銀行の金利選択申込はインターネット手数料0円、三井住友銀行はSMBCダイレクト0円・窓口1万6500円、りそな銀行はインターネット0円・店頭等5500円に印紙200円と案内しています。いずれも対象商品や受付時期などの条件があるため、自分の通知書にある金額を総返済額へ足します。358

各行の公式な申込期限を並べた図の通り、三菱UFJ銀行のネット受付は適用開始日の前平日窓口営業日19時、三井住友銀行は満了日の2営業日前15時、みずほ銀行の規定は終了日の3営業日前までです。りそな銀行のマイゲートは、固定期間中の再設定なら終了月1日から終了日の前営業日18時までとしています。全国共通の法定申込期限ではありません。3679

4銀行の固定金利再設定の申込期限とインターネット・窓口手数料の違いを示す表
各行の公式案内をもとにMoney Now編集部作成(2026年9月4日確認)。実際は契約商品と通知書を優先365789

三井住友銀行の金利種類変更案内では、満了の約2カ月前に案内するとしています。一方、新しい適用金利が決まってからでないと手続きできない商品もあります。通知を受け取った日に『自動移行先』『再設定できる期間』『受付締切の年月日と時刻』『手数料』を借入先へ確認すると、比較に使える時間が分かります。56

再固定・変動移行・借換えを、同じ総コストで比べる

比較表には、①候補金利で計算した残り総返済額、②再設定または借換えの手数料、③繰上返済するならその金額と手数料、④団信・保証の条件を同じ行へ置きます。借換えは別のローンを新規契約するため、現在のローンの全額繰上返済費用、新しい融資手数料、登記関連費用などを見積書で確認します。81012

三菱UFJ銀行の借換え案内は、事前審査、正式審査、契約、借入れという流れを示し、団信の保障は借入後に変更できないと説明しています。りそな銀行の案内は、他行借換えには一般に借入審査・団信審査・契約が必要で1〜2カ月程度かかるとしています。この期間は全国共通ではありませんが、満了直前に比較を始めると間に合わない可能性を示す目安にはなります。1210

通知受領後に埋める比較欄
確認項目再固定変動へ移行借換え
適用金利通知の再固定金利自動移行後の適用金利審査後の適用金利
残り総返済額残高・残回数で再計算一定金利の仮定を置いて再計算新条件で再計算
初期費用再設定手数料金利タイプ変更費用の有無完済・融資・登記等の費用
条件残存期間・延滞・対象商品返済額見直しルール借入・団信審査、保障内容
期限通知書の申込締切自動移行日審査・契約日数を逆算
2581012

調査でも返済額の理解に不安。平均ではなく自分の通知で計算する

住宅金融支援機構の2026年1月調査は、2025年4〜9月に住宅ローンを借りた1237人を対象としたインターネット調査です。固定期間選択型は14.9%。変動型・固定期間選択型の1112人では、金利や返済額、優遇金利の各ルールについて『理解しているか少し不安』以下の合計が42.6〜55.6%でした。満了を迎えた人だけの調査ではありませんが、通知の条件を自分の数字へ置き換える必要性を示す背景です。1

住宅金融支援機構の返済プラン比較シミュレーション案内では、返済額だけでなく諸費用を含む総支払額を最大3プランで比較できます。自作計算は候補を絞るために使い、最後は借入先の確定シミュレーション、返済予定表、手数料見積りと突き合わせます。11

最初の10分:3書類を並べ、借入先へ2点確認する

  1. 終了通知、契約書、最新の返済予定表を並べる
  2. 残高、残り回数、現在金利、各候補金利、返済方式、ボーナス返済を転記する
  3. 同じ式で月返済、年間返済、残り総返済額を計算し、各手数料を足す
  4. 借入先へ、自動移行先と申込締切の年月日・時刻を確認する
  5. 借換えも比べる場合は、審査・団信・契約の所要日数を候補先へ確認して逆算する
361011

金利が上がっただけで借換えが正解になるわけではありません。残高、残期間、返済方式、優遇幅、費用、団信、審査結果で損益は変わります。まず今日、通知書の余白に『自動移行先』『申込締切』の2つを書き、借入先の回答で埋めてください。21012

一次情報・参考資料

  1. 1

    一次情報 · 住宅金融支援機構

    住宅ローン利用者調査(2026年1月調査)
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5

    一次情報 · 三井住友銀行

    住宅ローン 金利種類変更
  6. 6
  7. 7
  8. 8

    一次情報 · りそな銀行

    住宅ローンの手数料・諸費用
  9. 9

    一次情報 · りそな銀行

    マイゲート サービス内容
  10. 10
  11. 11

    一次情報 · 住宅金融支援機構

    住宅ローンシミュレーション
  12. 12

    一次情報 · 三菱UFJ銀行

    住宅ローン(お借り換え)

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